骨盤の角度とターンアウト
今回から続けてバレエに関するコラムをいくつか書いていこうと思います。
バレエを習っているけどなかなかうまくいかない、怪我してしまう、などの方たちの参考になればと思います。
今回はバレエの基礎ターンアウトと骨盤の関係についてです。
骨盤の角度は『前傾』『中立』『後傾』があります。
上の絵では左から『中立』『前傾』『後傾』です。
レッスン中にバレエの先生に教わるかと思いますが、骨盤は中立でなければなりません。
つくし治療院に来られる方でよく見るのは真ん中の前傾した姿勢です。
『タックイン』と言われている、骨盤が後傾している人はほとんど見たことありません。
ターンアウトするための骨盤の位置も中立です。
動いてみるとよくわかると思います。
やってみよう!
どうですか?
実は2の時、骨盤は中立の位置にあります。そして4の姿勢は骨盤を前傾にさせた姿勢です。
2の骨盤が中立の時は自然にできたと思いますが、5の前傾した状態では足に余計な力がかかったと思います。
そうなんです!腰を反るとターンアウト(解剖学の専門用語では股関節の外旋といいます)ができなくなるのです。
つまり、ターンアウトを行うには「腰は反ってはいけない」事になります。
ターンアウトがうまくできてない方はほとんどがこれです。腰が反っています!
おそらくそれは無意識になってしまっていて、どうすれば腰を反らずにターンアウトできるかを知らないだけだと思います。
次回はターンアウトする時に骨盤が前傾しない方法をお伝えします。
続き姿勢と腹圧
つくし治療院では
参考文献
『インサイド・バレエテクニック』大修館書店
『カパンジー 機能解剖学』医歯薬出版