痛くないところは不調はないと思っていませんか。
人体は部品がそれぞれ独立して動いているわけでなく、お互いに関係しあって動いています。
例えば歩行の際には、足の裏の筋肉などが地面に接したときにセンサーとして働き、
足首や膝、股関節、腰などいろんな所が連動して動いていきます
もしこの中の一部に異常があったらどうなるでしょうか。
連動がうまくいかないと、余計な力が入ったり、逆に力を入れなけれならない所で力が抜けてしまったりします。
少しの異常であれば、長く歩くと痛くなったりする程度ですが、
あまりにも酷いと歩けないほどの痛みや、不自然な動きに対応するために関節の変形なども起こってきます。
ところで、このような場合痛みが出るのはどこでしょうか。異常が出ている部位でしょうか。
「痛みが出ている部位=連動の異常の部位」というケースももちろんありますが、
よくみるケースとしては痛みとは別の部位に異常があることです。
人間の体を「会社」のようにイメージしてみましょう。
社長から社員まで様々な立場の人が連携して仕事をこなしていきますが、
誰かがさぼっているとそれらをフォローしている人の負担が大きくなります。
こうした場合フォローしている人に対してもっと働け!と命じても余計に負担が増してしまいます
まずはうまく機能してないさぼっている人員をなんとかすべきではないでしょうか。
このように考えると、はたして「痛みのある場所=原因」でしょうか?
痛い部分は「原因」ではなく実は「被害者」だったりするわけです。
ヒトの身体の場合、疲労しやすい場所は炎症が起りやすくなり、回復が遅くなります。
そして状態が長く続くほどフォーローに対するフォローが起こり、さらに複雑化していきます。
つくし治療院では、施術して行く上でまず原因が何なのか判別して
どこが本当に機能していないのかを探していきます。